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ドア郡(ドアぐん、Door County)は、アメリカ合衆国ウィスコンシン州北東端に位置する郡。五大湖の1つ、ミシガン湖に突き出るドア半島のほぼ全域を郡域とする。人口は27,785人(2010年国勢調査)〔American FactFinder . U.S. Census Bureau. 2011年.〕。郡庁所在地および郡の最大都市はスタージョンベイ(人口9,144人〔)である。ドア郡は夏の観光地・避暑地となっており、特にウィスコンシン州内他地域やイリノイ州、ミネソタ州の住民が多く訪れる。 郡名はドア半島と、その北東に浮かぶワシントン島との間の海峡に因んでいる。この海峡は狭く、またドア半島とアッパー半島に挟まれた狭いグリーン湾がミシガン湖本体に合流する水域であることから潮流が複雑で、この地に古くから住んでいたネイティブ・アメリカン、および18世紀のフランス人探検家の両方にとって、危険な水域として知られていた。そのため、この海峡はフランス人探検家から''Porte des Morts''(死の扉)と呼ばれるようになり、そこから郡の名がドア郡とつけられた〔Door county . ''Dictionary of Wisconsin History''. Wisconsin Historical Society.〕。 ==歴史== ドア半島にはおよそ11,000年前から人類が住み着いていた。ドア半島北部のニコレット・ベイ・ビーチには古代の村の遺跡があり、その出土品は紀元前400年のものまでさかのぼる。この地では1300年頃まで、先住民による様々な文化が興っていたと考えられている。しかし、1830年に調印されたインディアン移住法により、19世紀中盤以降、それまでこの地に住み着いていたネイティブ・アメリカンはドア半島からの移出を余儀なくされた〔''A Brief History of Door County'', Door County Recruitment for County Administrator . Door County.〕。 18世紀後半に入ると、ドア半島付近にもヨーロッパ人探検家がやってくるようになった。この頃ドア半島近辺を航行していたフランス人探検家は、半島とワシントン島との間の狭い海峡で難破が相次いだことから、この狭い海峡を「死の扉」を意味する''Porte des Morts''と名付けた〔。やがて1835年、ニューヨーク州出身のスコットランド系移民の子、インクリース・クラフリンがドア半島に移入し、ドア郡における最初の白人入植者となった〔Holand, Hjalmar R. ''History of Door County, Wisconsin''. Chapter X. Door County's First Settler . Chicago: The S.J. Clarke Publishing Co. 1917年.〕。1850年代には、ドア郡にはノルウェー系やベルギー系が移入してきた〔Holand, Chapter XI. An Outline of Door County History .〕。特に後者はドア郡、および近隣のブラウン郡・ケワニー郡にまたがって、全米最大級のワロン系集住地域を形成するに至った〔Belgian-American Research Collection . ''University of Wisconsin Digital Collections''. University of Wisconsin.〕。 1872年、グリーン湾とミシガン湖本体とをスタージョン湾を経由して結ぶスタージョンベイ運河の建設が始まった。この運河は不況による3年間の休止をはさんで、着工から9年後の1881年に完成した。この運河の完成により、ドア半島とワシントン島との間の危険な海峡を避けた安全な航路が確立され、またグリーンベイとミルウォーキー・シカゴ方面との航路が大幅に短縮された〔Sturgeon Bay and Lake Michigan Ship Canal . ''The Historical Marker Database''. HMdb.org.〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ドア郡 (ウィスコンシン州)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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